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「老化」とたたかう

これが「難聴」です。

難聴をよく知って、優しく接しましょう。

【難聴とは】
 
  難聴とは、耳の聴覚伝導路が障害されることによって、聴力が低下
  するもので、重度になると日常生活に支障をきたすようになります。


【難聴の種類】

伝音声難聴

  外耳及び中耳(伝音機構)の障害によって聞こえが悪くなるケース。
  伝音声難聴は、最大でも60デシベル程度の障害で、
  高度難聴になることはありません。


感音声難聴

  内耳から大脳皮質(感音機構)までの障害によって聴力が低下する
  ケースです。

  聴力検査では、骨導の聴力レベルがそのまま感音声難聴の程度を
  表します。

  軽度から中等度程度の難聴では補聴器が役立ちますが、難聴がひどく
  なると補聴器を使用しても、言葉を判別することは難しくなります。


混合性難聴

  伝音声難聴と感音声難聴が合併して起きたケース。
  聞こえの状態も両方の難聴の特徴をもっています。

【原因と症状】

病気や老化、騒音などが引き金になります。

   ・中耳炎は伝音声難聴の原因となります。
     中耳炎による難聴は、炎症によって中耳に液体がたまって鼓膜が
     十分に振動できなくなったり、膿がたまって孔があくために起こります。


   ・老化とともに起こる老人性難聴
      聴覚伝導路全体の老化現象によって聴力が低下するケースが、
      老人性難聴です。

      老人性難聴は、内耳の先天的な性質や生活環境によって、
      発症年齢に大きな個人差があります。

      早い人は40代で現れ、年をとるにつれて少しずつ進行していきます。

      感音性の難聴で、左右の聴力が同じ程度に低下するのが特徴です。
      言葉の明瞭度が悪くなり、耳鳴りを伴うこともあります。


  ・騒音下での仕事に起因する騒音性難聴

      板金工場や製鉄所、造船所など、強い騒音下で長期間にわたって
      仕事をしていることが原因で生じるのが、騒音性難聴です。

      騒音性難聴は、感音性の難聴で、聴力の低下が左右に等しく起こる
      のが特徴で、耳鳴りを伴うこともあります。

      徐々に進行し、会話が聞き取れないといった症状が現れて
      気がつくことが多いようです。
 
  ・ 突然片耳が聞こえなくなる突発性難聴

      朝起きたら音が聞こえない、電話の声が急に聞き取れなくなるなど、
      突発的に片方の耳の聞こえが悪くなるケースです。


      突発性難聴は、中年以降に多く発症し、ときにはめまいや
      吐き気などを伴うこともあります。

     原因は不明ですが、かぜなどのウイルス感染、疲労や
     精神的ストレスなどが誘因となって起こると考えられます。

     発病後、早期治療を開始することで聴力はかなり回復しますが、
     高度の難聴や治療の開始が遅れた場合には、回復しにくい傾向が 
     あります。


  ・薬の副作用による薬剤性難聴

     病気の治療に使われる薬の副作用で内耳に障害を起こすケースです。
     薬剤性難聴を引き起こす代表的な薬は、結核治療などに使われる
     抗生物質のストレプトマイシンやカナマイシンです。

     また、抗がん剤の一部の薬でも内耳障害が起こります。

     薬剤性難聴は感音性難聴に分類され、左右両耳に同時に起こります。

  ・聴覚伝導路には障害のない機能性難聴

     機能性難聴は、聴覚伝導路には特に障害がないのに聞こえが
     悪くなるケースです。

     多くの場合、精神的ショックなどが原因で起こることから、
     心因性難聴とも呼ばれています。

いずれにしても、難聴になった当人は、つらいものです。
「聞こえてないな」と感じたら、無視したり一人ぼっちにさせないで、対面会話を
したり、筆談をしたりするなどして、配慮してあげましょう。

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